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木構造 (建築) リンク集

木構造(もくこうぞう)は、木造ともいい、建築の構造の一つで、構造耐力上主要な部分に木材を用いる構造である。また、近年は木質材料を用いる建築が増えたので、これを木質構造と呼ぶことがある。

伝統構法 [編集] * 太めの柱と梁、及び貫(ぬき)を用いて、互いの部材を貫通させる構造形式で、車知(しゃち)や込み栓(こみせん)を用いて固定する。在来工法のような釘や補強金物に頼った固定法は用いない。 * 外力や変形に対しては主に木材のめり込みによって抵抗する。大変形に対しても粘り強い構造であり、地震や台風の被害が多い日本の風土に適した工法であった。 * 主に古くからの社寺建築や大規模高級住宅に多く、現在では高価なためあまり建築されなくなった。 木造軸組構法 [編集] * 工法としては、木造軸組工法又は在来工法と呼ばれる。 * 柱と梁で支える構造形式であるが、柱や梁の幅は3.5寸(105mm)から4寸(120mm)と伝統工法より細めである。 * 外力や変形に対しては、主に筋交いなどの耐力壁によって抵抗する。 * 伝統工法とは異なり、部材同士の接合部は大変弱いので、ホールダウン金物や羽子板ボルトによる金物補強が不可欠である。 * 日本の木造住宅の多くはこの構法である。日本以外ではほとんど建築されない。 木造枠組壁構法 [編集] * 工法としては、枠組壁工法又は2×4(ツーバイフォー)工法と呼ばれる。 * 木材の枠組みに構造用合板を打ち付けた壁と床で支える構造形式である。 * 外力や変形に対しては、強固に結合された耐力壁と剛床によって、建物全体で受け止めるため、剛性・強度とも高く、大変形に対しても粘り強い構造である。 * 欧米(特に北米)では標準的な木造住宅の構法であるが、日本でも1974年頃から建築されるようになった。 * 欧米では5〜6階建ての集合住宅も見られるが、日本では4階建てまでである。 丸太組構法 [編集] * 丸太を横に積み上げて壁を作る構法であるが、屋根についてはこの限りでない。 * 外力や変形に対しては、丸太同士を緊結する縦方向の通しボルトや丸太同士のずれを防ぐだぼによって抵抗する。 * 主に平屋の住宅で用いられる。 木質ラーメン構法 [編集] * 太い柱と梁を用い、モーメント抵抗接合によりそれらを剛に接合した構造形式であり、いわゆる木造のラーメン構造である。 * 木製の柱と梁を完全に剛に接合することは難しい(金物を用いたとしても金物が木材にめりこみやすい)。そのため、部材接点は、剛接合ではなく、半剛接合として扱わなければならない。 * 外力や変形に対しては、柱と梁のみで抵抗するため、耐力壁は基本的に必要ないが、部分的に耐力壁で強度を補うこともある。 * 住宅のみならず、事務所や公共施設などにも用いられる。

木構造は、構造耐力上主要な部分に可燃材料使っているため、他構造に比べ火災に弱い性質をもつ。そのため、原則として、外壁・屋根・軒裏は不燃材料で仕上げなければならない。また、以下のような防火措置を講じる。 * 木部を石膏ボードなど防火性能のある材料で覆い、木部が直接火炎にさらされるのを防ぐ。 * 部屋ごとに室内壁・天井を石膏ボードなど防火性のある材料で覆い、隣室や上階への延焼を遅らせる。また、内装は極力不燃材料で仕上げる。 * 木材は、燃焼すると表面に炭化層を形成し、内部まで燃え尽きるのには時間がかかる。そのため、燃えしろを除いた部分だけでも構造が持つように構造計算を行い、太い断面の木材を使う(燃えしろ設計)。

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


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